理事長 ごあいさつ

 公益財団法人富山県PTA親子安全会は、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」の創立精神のもと活動しています。当会は、昭和五十四年に富山県PTA親子安全互助会として発足いたしました。当時富山県PTA連合会では、「たくましい子を育てよう」という目標を掲げて実践活動を展開しておりましたが、活動中の怪我や思わぬ災害の発生に心を痛めておりました。そこで、災害補償という形ではなく、会員相互扶助の理念をもとにした見舞金制度の創設を求める意見が出され、互助会方式による見舞金制度が確立しました。その後、平成十八年四月の改正保険業法の施行、平成二十年十二月の公益法人改革三法の施行に伴い、平成二十四年十一月のPTA共済事業の認可、平成二十五年三月公益財団法人の認定をうけ現在に至っております。事業内容は、PTA活動中に万一不慮の災害に遭われた場合の見舞金の給付を軸に、安全教育研修会や講演会の開催、就学奨励金の給付、DVDなどの視聴覚教材の貸し出しなどにも広がっています。

 当会は、会員の皆様の多大なご理解をいただき、四十年以上活動を続けております。しかしPTA活動は、新型コロナウィルス感染症の影響が長期化し、現在も児童生徒や会員の活動が制限されています。誰もが予期できなかった現実は、個人が不安を感じ、集団の良さを感じられない状況かもしれません。しかし、今こそ求められているのは、自助・共助・公助の気持ちを強く持つことではないでしょうか。当会の創立精神である、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」をもう一度見つめ直し、より事業に活かし、会員相互扶助の理念を共に感じられるようにと強く思います。

 また富山県においては、学校は地域社会の中心であり、PTA活動に対して、児童生徒・保護者・教職員・地域住民など、様々な方々が協力して取り組んでいただいております。これからも、心のよりどころである地域の学校を中心に、早期に困難を乗り越え、笑顔あふれるたくましい子供たちがすくすくと育ってくれるよう心から願います。

 今後とも、PTA活動中の安全・安心を確保するために、役員・職員が一丸となって安全会活動に邁進してまいりますので、皆様のご理解を切にお願い申し上げます。

公益財団法人 富山県PTA親子安全会
理事長  山本  均

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