Home > 安全教育研修会 > 平成26年度 安全教育研修会報告

平成26年度 安全教育研修会報告

県内3地区で「安全教育研修会」を開催 ~災害・事故発生の予防を目指して~

講師:坂井繁之氏

講師:坂井繁之氏

 今年度は、射水地区・富山地区・南砺地区の3会場において「安全教育研修会」を開催しました。
 この研修会の趣旨は、「災害・事故の発生を予防し、事故が発生しても被害を最小限にとどめることができる基本的な課題について研修し、親子活動の円滑化を図るとともにその課題について、積極的に取り組み解決しようとする資質を養う」ということです。
 各会場では、はじめに、親子安全会の役員が安全会のあゆみや昨年度の災害発生状況、共済規程について、具体的な事例をもとに説明しました。会員の皆様には安全会の事業内容や各種手続きの仕方をよりよく理解していただけたかと思います。
 次に、日本赤十字社富山県支部の救急法指導員である坂井繁之さんに応急処置研修をしていただきました。研修では「一次救命処置の手順」や「応急手当」について「心肺蘇生とAEDを用いた除細動」のDVDを使って分かりやすく教えていただきました。あらためて初期段階での手当の重要さを知るとともに、そのような場面に直面した時に行動に移せる人が少しでも周りにいることが大切であると感じました。
 最後に、「とっさの手当が命を救う」と題して15題の〇×問題に挑戦し、正しい初期動作を確認して、各会場での安全研修会を終了しました。

射水地区
射水地区

日 時: 平成26年9月12日(金)
19:30~21:00
会 場: 射水市中央公民館
参加者: 53名


富山地区
富山地区

日 時: 平成26年10月2日(木)
19:00~20:40
会 場: ファボーレホール
参加者: 104名


南砺地区
南砺地区

日 時: 平成26年10月9日(木)
19:00~21:00
会 場: 南砺市立福光中学校
参加者: 37名


スマホ対応ラジオライト

 本年度は、安全教育研修会開催地区(射水・富山・南砺地区)の単位PTAに、安全会より『スマホ対応ラジオライト』を配布いたしました。
PTA活動での緊急災害時などにお役立てください。

3会場での質疑応答 Q&A

○日赤救急法指導員の坂井繁之さんが、救命救急に関する質問に応えてくださいました。

Q:AEDを使用する場合、床面が濡れていたらどうすればよいですか?
A:床は濡れていてもよいのですが、電極パットの貼る箇所の胸やお腹の周囲はタオルなどで拭いておくことが大切です。

Q:AEDを使用する場合、子供も大人と同じ対応でよいですか?
A:AEDに関しては、小学生以上であれば大人と同じ対応でよいのですが、未就学児は幼児用パットを使用したり、小児モードの設定がある機種では変更して使用します。

Q:喉に食物が詰まったときの自己対処法はどうすればよいですか?
A:自己改善の方法として、咳が最も有効的であると言われています。

Q:胸骨圧迫のときの力の入れ具合はどうすればよいですか?
A:手のひらの付け根を胸骨上にあて、成人であれば少なくとも5㎝垂直に圧迫し、小児であれば胸の厚さの約三分の一の深さで圧迫します。

Q:AEDを使用してよかった事例はありますか?
A:突然の心不全、不整脈には最も有効な手段といわれています。
 子供の場合は、胸を強打したことによる心臓震盪(しんとう)や溺水、熱中症などいろいろな場面での使用が想定されます。

Q:「死戦期呼吸」とはどんなものですか?
A:「喘ぎ呼吸」とも言われ、「かろうじて呼吸をしている」「大きな音を立ててあえぐ呼吸をしている」とも表現しています。
 いずれにしても正常な呼吸ではありませんので、胸や腹部の動きを見て確認し、心肺蘇生を開始する必要があります。

Q:AEDで電気ショックを与えると、ピクッとすることがありますか?
A:電気ショックを与えると傷病者の体はピクッと反応します。
 また、電気ショック実施時には、感電しないために誰も傷病者の体に触れていないことを確認してから電気ショックを実施します。

Q:大雨の中で、AEDを使うのは正しいですか?
A:傷病者の体やAED、電極パッドが濡れている状況は好ましくありません。
 AEDの動作が正しく行われる保障ができないからです。

Home > 安全教育研修会 > 平成26年度 安全教育研修会報告

Return to page top