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沿革

これまでの歩み

 平成25年4月1日、新たに公益財団法人富山県PTA親子安全会が発足いたしました。
 振り返りますと、昭和54年4月1日に発足しました富山県PTA親子安全互助会がこの財団法人の最初の姿でした。 当時、富山県PTA連合会では 「たくましい子を育てよう」という目標を掲げて実践活動を展開しておりましたが、活動中の怪我や思わぬ災害の発生に、役員も会員も心を痛めておりました。そこで、災害補償という大げさなことではなく、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という、会員相互扶助の精神をもとにした見舞金制度の創設を求める意見が出されました。

 その要望をうけて、日本PTA全国協議会元会長であり、同会顧問であった故津嶋朔朗氏が、日本PTA全国協議会理事会において損害保険制度の実態を質問し、愛媛県PTA連合会の行っている互助会方式の見舞金制度があることがわかりました。そして、本県においても、互助会方式による見舞金制度が確立されたのでした。

 昭和59年6月8日の定期総会において、富山県PTA親子安全互助会は富山県PTA親子安全会と名称が変更されました。そしてその後も、多くの会員の力に支えられ、見舞金制度の充実が図られてまいりました。また、「会員互助精神」の結実ともいえる、災害見舞積立準備金のより良い運用と管理についても工夫が重ねられ、その結果、平成2年6月には法人化検討委員会が、平成5年6月には法人設立準備委員会が設置されて、法人化への準備が進められてきました。その間、財団法人の先駆である横浜市安全教育振興会への研修や県教育委員会との協議が行われ、平成7年6月には財団法人富山県PTA親子安全会設立委員会が設置され、財団法人化への努力が続けられました。このように多くの関係者のご協力やご尽力のお陰をもちまして、平成8年12月2日財団法人富山県親子安全会が設立されました。さらに、平成14年4月9日からは、財団法人富山県PTA親子安全会と名称を変更しました。

 平成18年4月に改正保険業法の施行、平成20年12月に公益法人改革三法の施行に伴い、当会では制度改革ワーキンググループを立ち上げ協議を重ね、平成24年11月14日PTA共済事業の認可、平成25年3月19日公益財団法人の認定をうけました。

 PTAの活動内容も複雑多岐になり、活動中の事故や災害も増大する傾向にあり、共済事業のいっそうの充実が求められております。また、事故や災害を未然に防ぐ安全教育の普及振興を図ることも重要になってまいりました。公益財団法人富山県PTA親子安全会は、こうした見舞金や弔慰金の給付、安全教育研修会の開催等従来の事業を引き継ぎ、さらに発展させるとともに、今後とも皆様の信頼に応えるべく、会報や啓発案内書の発行、講演会の開催、視聴覚教材の貸出し、就学奨励金の給付といったさまざまな事業を推進してまいります。

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