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講演会「でっかい子育て 人育て」

  • 更新日時:2014/07/28 (月) 10:55
  • 講演会
中村文昭氏の自筆メッセージ

中村文昭氏の自筆メッセージ

講師
中村 文昭 氏
開催日時
平成26年6月7日(土) 13:30~14:45
開催場所
富山総合福祉会館 サンシップとやま 1F福祉ホール
富山市安住町5番21号 TEL:076-432-6141
演題
「でっかい子育て 人育て」


 去る6月7日(土)午後1時より、富山県総合福祉会館において、中村文昭氏をお迎えし、当会主催による講演会を開催しました。
 当日の会場は満席。PTA会員のみならず一般の方々や親子連れ、中学生の姿も見受けられ、関心の高さがうかがえました。中村氏はお決まりの作務衣姿で登場し、幼少時代のお母さんとの思い出、師匠からの教え、人と人とのご縁を大切にすることなど自身の体験を交えながらお話しされました。笑いあり、涙あり、感動の講演会はあっという間でした。
 中村氏は18歳で上京。偶然立ち寄った焼鳥屋で人生の師匠となるすごい人物に出会います。その教えを素直に信じ、野菜の行商からはじめ、故郷でレストランの経営者になるまで様々な経験をされます。そして今や日本全国で年間300回を超える講演を行っておられます。

◆人を喜ばせる
 「どやった?」毎日この言葉と笑顔で迎えてくれるお母さん。「お前は天才やな~」お母さんが褒めてくれるたびに中村少年はもっと喜ばせたくなります。こうやって日々でっかい母の愛情を感じながら、人を思いやる心を学び、人を喜ばせる人間になりたいと思うようになりました。このことが中村氏の人生の大きな土台となります。
 中村氏が引きこもりの若者たちと行う農業。彼らの食事の世話などを一手に引き受ける先天性脳性小児まひのマリちゃん。こんな自分がみんなに必要とされ、役にたっているんだと感じるからこそ、時間がかかっても心をこめて食事を作り続けられる。そんなマリちゃんの姿を思い浮かべ会場の多くの人たちが涙をしました。
◆何のために
 「何のために生きるのか」「何のために仕事をするのか」「今やるべきことは何なのか」心の底から突き上げる理由がないと一日一日は積み重ねにはならず、ただの繰り返しの毎日になってしまいます。
 「人のために生き、人を喜ばせて得たお金は自分のためではなく人のために使う」「人を喜ばせることで人生はどこまでも広げられる」「どん底からでも逆転ホームランが打てる」など、師匠のもとで修業された4年間で、中村氏は様々なことを学ばれました。
◆「あ~つかれた」はNG
 子供たちにとって一番近くにいる大人は親である私たちです。家で親の帰りを心待ちにしている子供に言う第一声が「あ~つかれた」だと子供は無気力、無関心な人間に育ってしまいます。親の仕事への姿勢が子供の人生に大きく影響します。仕事で疲れて帰ってきても元気に生き生きと楽しくしている姿を子供に見せること、子供の前で話す言葉に気を付けることはとても重要です。

○●講演会に参加して●○
人を喜ばせることで、役割が与えられる人生が始まります。今は夢をもてない子供でも、希望を持ってキラキラと輝くことができる。子供たちの未来への親の責任は重大です。この大変な時代だからこそ、我々大人が「子供たちと一緒になって、おもしろい未来を創っていこう」という思いをもつことが大切だと感じました。

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