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講演会

令和元年度講演会のご案内

演題「子は育ち、親も育つ 楽しまなくっちゃもったいない」

講師
高野 優 氏
(育児漫画家)
開催日時
令和元年11月30日(土)15:20~(受付14:30~)
開催場所
富山県民会館 ホール
富山市新総曲輪4-18
TEL 076-432-3111
演題
「子は育ち、親も育つ
楽しまなくっちゃもったいない」

 今年の富山県PTA会員大会の中で行われるPTA親子安全会主催の講演には、育児漫画家でイラストレーターの高野優氏を講師にお招きします。
 高野氏が今年の講師であることが決まった時のエピソードです。
「高野優さんの講演を聞きたい。また、高野優さんとふれあいの機会を是非設けてほしい。」
あるPTAから1通の要望書が本会理事長宛に届きました。
「富山では高野氏と触れ合える機会がほとんどない。この機会を逸するといつ会えるか分からない・・」
その文面から高野氏の来県を乞う熱烈な気持ちと強い期待感が伝わってきました。
 そこで今年は、特別に富山での滞在時間を延ばしていただき、講演会後に販売される書籍にイラスト入りのサインをしていただくことになりました・・・。

 三姉妹を育てながら親として成長できた喜びを漫画を描きながら話すという独特のスタイルで講演を行う高野氏は、NHK教育テレビの司会を務めたり、40冊以上もの著書を出版したりして、お母さん方にも大変人気のある方です。2015年、日本マザーズ協会よりベストマザー賞文芸部門を受賞されたことは全国の子育てに忙しいお母さん方から高い評価を得ている証(あかし)です。
 今回の講演会のテーマ「子は育ち、親も育つ 楽しまなくっちゃもったいない」からはご自身の体験を踏まえた高野氏特有の子育て論を期待しますが、少なくとも日々子育てに悩むお母さん方にとっては、肩の荷がすっと下りるような、楽しく感動的なお話が聞けることを期待しています。
 令和という新たな時代にふさわしい、希望に満ちた講演会になることを願っています。

講演会「子どもの善意を信じると子どもは伸びる、子育てが楽で愉しくなる!~ビリギャル家族の真実~」

講師
橘 こころ 氏
(「ビリママ」著者)
開催日時
平成30年11月24日(土)14:30~16:00
開催場所
富山県民会館 ホール
演題
「子どもの善意を信じると子どもは伸びる、子育てが楽で愉しくなる!
~ビリギャル家族の真実~」


 2014年、長女さやかさんがモデルとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」(株式会社KADOKAWAアスキー・メディアワークス)がベストセラーになり、映画化されたのは記憶に新しいところです。ご自身も「ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話」(同)を出版されました。
 結婚した名古屋出身のご主人とは、価値観の相違から不仲な時代が長く続き、家庭内は冷え切っていたそうです。意地になったご主人から生活費もほとんどもらえず、その間パートをしながらずっと一人で子育てをしていたそうです。
 今回は同行されたご主人が、講演終了直前に飛び入りで登壇されるというハプニングがありました。これまでの夫婦としての自らの生き方を見つめ、真摯にご自分の子育てを振り返り、懺悔される姿に、子育てに日々悩みを抱えている聴衆も一様に感動を得たようです。

 ご自身の幼少期のつらい経験により、独自の熱い子育て論をもっている橘こころ氏の講演内容を要約すると次のようになります。

①子どもはみんな天才である

 子どもは、誰もがひらめき脳(わくわく脳)を持って生まれてきている。そんな子どもも、大人の常識を押し付けるだけで簡単に天才でなくなってしまう。
 親が子どもにかける言葉は、子どもにとって重要なものである。その子どもにある善意を信じてあげることによって、子どもの自己肯定感が強くなる。「信じている」という言葉ひとつにしても、子どもが脅迫と感じるような「信じている」では、全く結果が変わってしまう。

②「beingで褒める」

 何かお手伝いをしてくれた時などは「doingで褒める」。
 成績や表彰、持っているものなどを「havingで褒める」。
 その子どもの存在自体を褒めて、認める「beingで褒める」。
 「勉強しなさい」を「私はあなたに勉強してほしい」に変えてみる。大人がかける言葉ひとつで子どもの人生が変わってくる。

③「怒らない」

 自分の感情をコントロールしないで、しつけと称して子どもに自分の感情をぶつけていないか。「怒り」というものは二次感情で一次感情は「悲しみ」である。悲しみ・苦しみがあるからこそ二次感情が生まれてしまう。怒りは「6秒ルール」といって、6秒間で最高潮に達するといわれている。過去には、夫婦の不仲であったり、自分が低迷している精神状態であったりと、大人の都合が原因で怒っていることが多くあった。親が怒りをコントロールし続けることによって子どもたちは変わっていく。

④ご主人からのメッセージ

 娘を信じてやれなかったこと、息子に自分の夢の押し売りをしていたこと、これらのことに気が付いた時、怒ってばかりだった自分に気付き、初めて子どもたちに謝った。そこから自分の償いの人生が始まった。

講演会「夢と人生」

講師
宇津木 妙子 氏
(女子ソフトボール元日本代表監督
NPO法人ソフトボールドリーム理事長       
東京国際女子大学ソフトボール部総監督)
開催日時
平成29年11月25日(土)15:30~17:00
開催場所
富山県民会館 ホール
演題
「夢と人生」


①「見返してやろう」が原動力

 少女の頃、授業参観に来た母親に学校の先生から「娘さん、もっと勉強してもらわないと。」と言われ、「あなたは恥ずかしい。」と母親から言われた。特待生として高校のソフトボール部に入部した。正義感が強く、先輩から目をつけられ、ロッカーが荒らされるなどのイジメにあった。
 実業団チームのユニチカにエースのピッチャーと一緒に行くことになった。出発当日、駅で先生から「お前はエースの付録だからな。」と言われ、列車のトイレでずっと泣いていた。
 母親、先輩、そしてその先生を見返してやろうと思い、実業団チームで努力し続けた。

②人を活かし、人を喜ばせることが課題

 ユニチカでは、ソフトボールをしながら、最後に女子寮の寮母の仕事をした。ある寮生が塀を越えて逢引きに行くのを発見し、叱ったら、「私は家族から愛されていない。私なんかどうでもいいんだ。」と叫ぶ。その寮生に、人生で一度だけ平手打ちをした。するとその寮生は、「何でこんなにやさしいの。」と言った。みんな寂しいのだ。それに寄り添ってあげることが大事だと気づいた。
 その後、日立のソフトボール部の監督の要請を受け、高校時代のイジメや、ユニチカでの寮母の話を選手の前でする。選手を活かすために何でもやるという決意であった。

③金メダルを目指して

 全日本のソフトボールの監督の要請を受けた。シドニーオリンピックでは、決勝までは全勝で勝ち上がった。決勝では、最終回にレフトの選手のエラーもあり銀メダルとなったが、試合後にエラーをした選手を責めたことを今でも後悔している。アテネオリンピックでは銅メダルに終わり、責任をとって代表監督を辞任した。
 北京オリンピックでは、代表監督ではなかったがエースの上野とアメリカに行き、シュートボールを習得させた。そのこともあり北京オリンピックでは上野は大活躍し、金メダルにつながった。

④最後に

 何度もソフトボールをやめようと思ったけれど辞めなくてよかったと、本当に思っている。ロンドン、リオとソフトボールがオリンピックの正式種目から除外されていたが、東京では復活することができた。しかし、まだまだ世界的にソフトボールは普及していない。普及活動に力を入れていきたいと考え、NPO法人を立ち上げ、日本から世界に向けて普及活動に邁進している。
 家庭教育ではあいさつを交わすことで、その人の調子が見えてくる。あいさつも含めて、親は子供と向き合うことが大事であると考えている。

講演会「次代を生きる子どもたちのために親が知っておくべきこと」

菊池 桃子 氏

講師
菊池 桃子 氏
(女優、戸板女子短期大学客員教授)
開催日時
平成28年11月26日(土) 13:45~15:15
開催場所
富山県民会館 ホール
演題
「次代を生きる子どもたちのために親が知っておくべきこと」


講演会の様子 講演が始まる前から1,100席の会場は満席で、講師の菊池桃子さんがご登壇されると大きな拍手が沸き起こりました。
 自らの経験談を交えながらのお話に、参加者は時折うんうんとうなずきながら聴き入っていました。
 講演後、参加者からは、「今まで知らなかった新しい言葉を学ぶことができた。とても有意義な時間だった。」という声や「今日知ったことについて、家族みんなで話をする時間をもちたい。」などの声が聞かれました。

講演会「OH!家族 地域・人・絆 ~子どもたちの笑顔のために~」

ジェフ・バーグランド氏

講師
ジェフ・バーグランド氏
(京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 教授)
開催日時
平成27年11月28日(土) 13:00~14:30
開催場所
富山県民会館 ホール
演題
「OH!家族 地域・人・絆
~子どもたちの笑顔のために~」


 去る11月28日(土)午後1時より、富山県民会館において、ジェフ・バーグランド氏をお迎えし、当会
主催による講演会を開催しました。ジェフ氏は楽しく親しみを感じる雰囲気の中で、自身の豊かな経験を交えながら、子供たちを笑顔にするための「子育て術」についてお話をされました。

★親育て
 子供の笑顔のために大切なのは、親育て。育ててくれるのは子供。よく子供を観察して、子供から学んでいく。「親」という字は、「木の上に立って見る」と書く。子供と同じ目線の高さではなく、上から見渡し、安全を確認する。
★はみがき
 現在大学で異文化コミュニケーションを教えている。小さい頃におばあちゃんから、「人の前に出るときには、歯を磨きなさい。きれいな口からは、汚い言葉は出ないから。」と言われ、今もテレビに出る前、授業の前でも歯を磨く。これが私のルール、そして、家族の常識となっている。
★常識・非常識?
 「常識」は、家族→地域→国というように、社会が大きくなるにつれ、変わってくる。
「常識」は人それぞれ違う。私の常識はみんなの常識ではなく、違うことをすることに対して違和感をもつ。自分と違うときに、「なんと非常識な」と思わず、人の気持ちを共有するようにする。「なんかおもろいな」と自分と違うことに気付き、「違和感」を楽しむ。これは新しい自分をつくっていくチャンスである。

講演会の様子

講演会「でっかい子育て 人育て」

中村文昭氏の自筆メッセージ

中村文昭氏の自筆メッセージ

講師
中村 文昭 氏
開催日時
平成26年6月7日(土) 13:30~14:45
開催場所
富山総合福祉会館 サンシップとやま 1F福祉ホール
富山市安住町5番21号 TEL:076-432-6141
演題
「でっかい子育て 人育て」


 去る6月7日(土)午後1時より、富山県総合福祉会館において、中村文昭氏をお迎えし、当会主催による講演会を開催しました。
 当日の会場は満席。PTA会員のみならず一般の方々や親子連れ、中学生の姿も見受けられ、関心の高さがうかがえました。中村氏はお決まりの作務衣姿で登場し、幼少時代のお母さんとの思い出、師匠からの教え、人と人とのご縁を大切にすることなど自身の体験を交えながらお話しされました。笑いあり、涙あり、感動の講演会はあっという間でした。
 中村氏は18歳で上京。偶然立ち寄った焼鳥屋で人生の師匠となるすごい人物に出会います。その教えを素直に信じ、野菜の行商からはじめ、故郷でレストランの経営者になるまで様々な経験をされます。そして今や日本全国で年間300回を超える講演を行っておられます。

◆人を喜ばせる
 「どやった?」毎日この言葉と笑顔で迎えてくれるお母さん。「お前は天才やな~」お母さんが褒めてくれるたびに中村少年はもっと喜ばせたくなります。こうやって日々でっかい母の愛情を感じながら、人を思いやる心を学び、人を喜ばせる人間になりたいと思うようになりました。このことが中村氏の人生の大きな土台となります。
 中村氏が引きこもりの若者たちと行う農業。彼らの食事の世話などを一手に引き受ける先天性脳性小児まひのマリちゃん。こんな自分がみんなに必要とされ、役にたっているんだと感じるからこそ、時間がかかっても心をこめて食事を作り続けられる。そんなマリちゃんの姿を思い浮かべ会場の多くの人たちが涙をしました。
◆何のために
 「何のために生きるのか」「何のために仕事をするのか」「今やるべきことは何なのか」心の底から突き上げる理由がないと一日一日は積み重ねにはならず、ただの繰り返しの毎日になってしまいます。
 「人のために生き、人を喜ばせて得たお金は自分のためではなく人のために使う」「人を喜ばせることで人生はどこまでも広げられる」「どん底からでも逆転ホームランが打てる」など、師匠のもとで修業された4年間で、中村氏は様々なことを学ばれました。
◆「あ~つかれた」はNG
 子供たちにとって一番近くにいる大人は親である私たちです。家で親の帰りを心待ちにしている子供に言う第一声が「あ~つかれた」だと子供は無気力、無関心な人間に育ってしまいます。親の仕事への姿勢が子供の人生に大きく影響します。仕事で疲れて帰ってきても元気に生き生きと楽しくしている姿を子供に見せること、子供の前で話す言葉に気を付けることはとても重要です。

○●講演会に参加して●○
人を喜ばせることで、役割が与えられる人生が始まります。今は夢をもてない子供でも、希望を持ってキラキラと輝くことができる。子供たちの未来への親の責任は重大です。この大変な時代だからこそ、我々大人が「子供たちと一緒になって、おもしろい未来を創っていこう」という思いをもつことが大切だと感じました。

講演会「脳を知り、脳を育み、脳を鍛える」

川島 隆太 氏(医学博士 東北大学教授)

講師
川島 隆太 氏
(医学博士 東北大学教授)
開催日時
平成25年6月1日(土)13:00~14:45
開催場所
富山総合福祉会館 サンシップとやま 1F福祉ホール
富山市安住町5番21号 TEL:076-432-6141
演題
「脳を知り、脳を育み、脳を鍛える」

 去る六月一日(土)午後一時より、富山県総合福祉会館において当会主催による講演会を開催しました。
 講師には“脳トレ”でお馴染みの東北大学教授、川島隆太氏をお迎えしました。川島氏は「研究で得た新しい知恵や知識は、社会に直接還元しなければならない」ということをモットーとして活動されています。そして、生活習慣がもたらす脳への影響について分かり易くお話ししていただきました。
 最初に 「睡眠」に関してのお話しがありました。
 人間は、浅い眠り(REM睡眠)と深い眠りを繰り返して朝を迎えます。発達期の子どもは、夜十時には深い眠りの状態になっていないと、体を大きくし免疫機能を高める働きのある「成長ホルモン」を十分に利用することができません。
 さらに、脳はREM睡眠の際に日中に行った経験や学習の内容を整理整頓し、記憶に書き込んでいます。
 従って、睡眠時間が減るということは、REM睡眠の回数が減り、脳の復習の回数が減ることになります。その結果「睡眠時間の短い子どもは、学力や運動能力が低い」ということになります。
 逆に、睡眠時間が長すぎる場合も問題です。通常は八時間程度で十分ですが、それ以上の睡眠時間を必要とする場合、何らかの阻害要因が考えられます。
 今や、睡眠を阻害する要因の一つに中学生、高校生、一部では小学生にも広がっている携帯電話やスマートフォンが挙げられます。「メールをすぐに返信しないと仲間はずれになる」ということが、電源を切らないまま枕元に置くという暴挙に繋がっています。
 そして、記憶の脳として有名な海馬の体積は睡眠時間と正相関することがはっきりと判っています。睡眠時間が短い子どもは、海馬が小さいまま大人へと成長します。子どもに夜更かしさせることは、「子どもの将来の可能性を狭める行為」なのです。
講演会の様子 次に「朝ごはん」についてです。
脳に必要なブドウ糖を代謝してエネルギーを作るには、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸が必要であり、パンやおにぎり等の炭水化物だけの朝食では、それらを補うことができず、食べたことにならないそうです。「朝ごはんにしっかりとおかずも食べないと脳は十分に働かない」ということでした。
 非常に衝撃的なお話しでしたが、これらは全て科学的に証明されています。家庭での生活習慣が脳の発達に大きく関係していることに気付かされました。
 今、子ども達の為に何ができるのでしょう?親である私達が一歩前に踏み出すことが大切なのではないでしょうか。

講演会「答えはイエス! ~子どもへ、そして大人へ「生きる力」を伝えたい~」

講師の中島さん

講師
歌手 中島啓江氏
開催日時
平成23年6月4日(土)13:00~14:45
開催場所
富山総合福祉会館 サンシップとやま 1F福祉ホール
富山市安住町5番21号 TEL:076-432-6141
演題
「答えはイエス! ~子どもへ、そして大人へ「生きる力」を伝えたい~」

 講師に、テレビ・ラジオ・舞台にと、ご活躍中の歌手、中島啓江さんをお迎えし、「答えはイエス! ~子どもへ、そして大人へ「生きる力」を伝えたい~」と題して、約1時間40分の講演をいただきました。中島さんの人懐っこい笑顔に癒されながら、お話をお聞きしていたのですが、小学校の時に受けた「いじめ」の話をされた時に流された涙が、その壮絶さを物語るものでした。

熱心に聞き入る皆さん

 会場にいた、多くのお父さん、お母さん方から、すすり泣く声が漏れていました。しかし、中島さんのお母さんから教えてもらった魔法の言葉「ありがとう」で、友達との仲直りができたそうです。そして、今もその魔法の言葉「ありがとう」で、出会う人々を勇気づけておられるとのことでした。講演会が終了した時に、あるお母さん方が話をしておられたことを小耳にはさみました。
「どんなに辛いことがあってもいつかきっといいことがある。」
「自分から心を開いて、人と接すれば、その人は必ず友達になれる。」
「家に帰ったら、子どもたちに今日聞いた話をしてやりたい。」
 少し赤く腫れぼったい目をしながらも、はればれとした笑顔でお話をしておられたことが、とても印象的でした。
 「ありがとう」の魔法の言葉。会場にいた皆さんも、大切にどんどん使っていきたいと思ったのではないでしょうか。

講演会「情報の正しい選び方」

講師
読売テレビ放送
報道局局次長・解説委員長
芦屋大学客員教授         辛坊治郎氏
開催日時
平成22年6月5日(土)15:00~16:45
開催場所
富山総合福祉会館 サンシップとやま 1F福祉ホール
富山市安住町5番21号 TEL:076-432-6141
演題
「情報の正しい選び方」

富山県総合福祉会館においてテレビ解説で有名な辛坊治郎氏による講演会を行いました。

  • クレーム電話はラッキーコールである。
  • テレビに映しだされていることには、ウソではないが本当でもないことがある。
  • 今の時代は、情報革命の時代であり、普通の人の普通の声が世界を動かしている。
  • 目の前にある「情報」が単なる見せかけなのか、真実なのかを読み取る力が必要である。

等のお話を頂きました。

 鋭い視線の中にもユーモアある大変貴重な講演で、軽妙なトークに引き込まれ、あっという間の1時間30分でした。しかし、内容は大変重く、私たちにどれだけ真実の情報を読み取る力があるのだろうかと改めて考えさせられました。
 溢れる情報の中にいる私たち自身が、正しい情報選択の力を身に付け、次世代を担う子供たちにそのことを伝えていかなければならない責任の重さを感じました。

富山県PTA親子安全会 30周年記念講演

講師
エッセイスト 安藤和津 先生
開催日時
平成21年7月12日(日)15:00~16:45
開催場所
富山国際会議場 大手町フォーラム メインホール
演題
「明日を素敵に生きるには」

今日は、私の61年間に体験したこと、感じたことを中心にお話ししたいと思います。
 私の事務所は、東京・六本木のミッドタウンのすぐそばにあります。ある深夜12時ごろに、すごく若いカップルが腕を組んで買い物をしていました。
 レジは結構混んでいました。私が並んだら、真ん前にその男の子が並んでいるんです。あれ、男の子が並ぶんだ。女の子はどこ?と思ったら、すぐわきで携帯電話でメールをピピピピッとやっています。そのうち女の子が顔を上げて「てめえ、遅いんだよ」と男の子に向かって怒鳴りました。男の子が「ごめんね。レジが混んでるから、ちょっと待ってて」(笑)ですって。
 男女共同参画社会と叫ばれて久しいですが、何かが逆転してしまっているというのは、いったい何なんでしょう。ああいう若い世代が、これからの高齢化社会を迎える社会を支えていくのかと思うと、なんだか背中が薄ら寒い感じがします。政治も、私たちにとってとても大切なことですけれども、次世代をいかに育てるかが今後の課題じゃないかということをしみじみ感じた買い物の一夜でした。

 私は、昔の女の仕事というのは、「さ・し・す・せ・そ」と思って生きていた最後の世代です。裁縫の「サ」、しつけの「シ」、炊事の「ス」、洗濯の「セ」、掃除の「ソ」をやってこそ家庭の中でのお母さんと言われた時代に育った私たちにとってみたら、今のお母さんたちは楽だなと思います。なぜかというと、昔労働に費やしたエネルギーは、今、機械が全部かわりにやってくれているからです。
 私は母の在宅介護を10年近くやりました。最初、私の母にまさか介護が必要になるなんて思いもしませんでした。人間誰でもそうですけれども、自分だっていつどこで介護される身になるかわからない。自分の親をいつどこで介護するようになるかわからない。常に私たちはそういうことと向き合って生きているんだなということを、母の介護体験をもとにしみじみ感じました。
 母は実は脳腫瘍だったんですけれども、全く原因がわからなかった。

 何か変だと思ったきっかけは、母は、すべての電話番号を記憶していて片手で電話をかけるんですが、もちろん人間だから押し間違えます。そうした時、「この電話の子機、壊れてるじゃないの」と、たたきつけて壊してしまいます。
 ある時、母が検査入院しました。検査の結果をお医者様に聞いたら、「血圧と糖尿の気がちょっとありますが、いや、もう立派ですよ」と言われました。母のヒステリーはやっぱりもともとのもので、病気は関係ないんだと思っていたところ、病院に呼ばれました。そして、退院前の脳のMRIで大きな脳腫瘍ができていることが分かったのです。
 お医者様は、「この腫瘍で、よくしゃべって、よく歩いてらっしゃいますね。よっぽど気丈な方なんでしょうね」とおっしゃいました。「腫瘍ができてから30年近くたっています。手術のしようがありません。お薬も出せません」と言われたとき、私は生まれて初めて、心から神様にわびました。あれだけ憎んで早く死ねばいいと思っていた母でしたが、母ではなく病気が母をそうさせていたのだという事なのです。誰よりも母が苦しく辛かったと思います。神様に「1分1秒でも長く親孝行させてくださいと」と祈る思いでした。
 食べることはとても大切だと思います。要するに、お医者様が薬もない、手術もできないとおっしゃったとき、私は、素人の考えですけれども、血液がさらさら流れる食べ物を食べてもらえばいいんじゃないかと思いました。
 なぜかというと、うちの母、私の手づくりで、野菜を多く、油と糖分を少なくした食生活に切りかえて1か月で、目に力が戻ってきました。気がついたら、テレビのリモコン、電話の子機は壊れてません。母のヒステリーがおさまったんです。食べるものの影響ってすごいなと思いました。
 食でもう一つ話をしておかなければいけないのですが、最近の日本人は肉を食べることが多くなってきました。農耕民族で穀物を食べてきた東洋人、日本人は欧米人に比べて腸が長く出来ています。肉を腸の中に長く入れておくと「腐」るの字のごとくです。府は五臓六腑の「腑」肉が腸に長くいると腐ると書きます。東洋人は肉体の構造が欧米人とまったく違います。もともと人間は肉食かというとそうでもありません。歯の数を数えてみて下さい。穀物を噛んで砕く臼歯、野菜や果物などを噛む門歯と肉魚を噛む犬歯があります。それぞれの比率は5:2:1です。穀物:野菜果実:肉魚の比率で歯は出来ています。私たち日本人は戦前と比べると噛む回数が半分に減っています。昔は1420回、時間で22分かけて食事をしていましたが、現在は620回、時間は11分だそうです。物を噛んでちゃんとそしゃくする事がなくなってきています。今、「切れる」子どもがすごく多いのは、糖分と資質がすごく多い食事を与えていることに起因しています。「高いお金使って塾へ行かせてるのにどうして勉強ができないの」と怒る前に、お子さんにどんなおやつ、どんな食事を与えているかをもう一度考え直して下さい。
 人生、辛いことはいっぱいあります。辛い。みんな幸せになりたいのに、60年たっても幸せは来ないじゃないのと思っている方、たくさんいらっしゃると思います。でも、物は考え方です。「辛い」ことを一つ乗り越えれば「幸せ」になる。ばねと一緒です。ばねも、ぎゅっと押さえられるから、ぽんと飛びます。負のことを負としてとらえない。

 では、今日ここでやってみたいのは、富山県夫の自立度チェック。男性の方々、ご自分で常日ごろおやりになっていることを指を折って数えてみてください。伴侶がいらっしゃる方は、伴侶を思い浮かべて指を折ってみてください。いきます。
1番、「おーいお茶」と言わずに、お茶やコーヒーぐらいは自分で入れる。
2番、お米やパンなどの主食の値段を知っている。
3番、得意と言える料理が2種類以上ある。
4番、背広やシャツなどを脱ぎっ放しにしない。
5番、自分の洋服類は自分で買う。
6番、ごみの収集日を知っている。
7番、靴下の場所を知っている。
8番、大根とネギを買ってきてくれる」と言われても、嫌がらずに買いに行く。
9番、奥さんや子供や孫の誕生日を覚えている。
10蕃、仕事以外に楽しめることを持っている。
7つ以上の方は、超自立型のご主人です。4つ以下の方は、典型的な寝たきり老人、わしも族になる可能性大です。

  人生色々長くて、私が還暦を迎えた去年、昭和23年の新聞記事の切り抜きを友人が持ってきてくれました。そこの大きな見出しにあったのが、「老女クルマに撥ねられる(50歳)」。60年前は、50歳は老女でした。今そんなことを言ったら怒られますよね。人間いくつになっても日々進歩していかなければならないと思います。
これからの未来を支える子どもたちをどう育てたらいいかというのをドロシー・ローホルトという人が、詩に書いています。皇太子様がお読みになって一躍有名になりましたが、これを最後に読ませていただきます。

「子ども」 ドロシー・ローホルト
 批判ばかりされた子どもは、非難することを覚える
 殴られて大きくなった子どもは、力に頼ることを覚える
 笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることを覚える
 皮肉にさらされた子どもは、にぶい良心の持ち主となる
 しかし激励を受けた子どもは、自信を覚える
 寛容に出会った子どもは、忍耐を覚える
 賞賛された子どもは、評価することを覚える
 フェアプレーを経験した子どもは、公正を覚える
 友情を知る子どもは、親切を覚える
 安心を経験した子どもは、信頼を覚える
 可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じ取ることが出来る

こういう気持ちを持って子どもに接することが出来たらどんなに素敵かと思います。
本日は、私のつたない話をお聞きいただきまして、ありがとうございました。

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